
2025年に30坪の2階建の家を住友林業で建てました。最初に家を建てようと思い立ったのは、2022年のこと。3年間にも及ぶ、個人的大プロジェクトでした!
はじめに|注文住宅の家づくり、情報が多すぎて正解がわからない・・!
「住友林業の家づくり」のリアルを、体験談ベースで紹介するシリーズ、
今回は第4弾として、満足している設備紹介:キッチンはリクシルの「リシェル」!をお届けします!
本記事は「住友林業で建てた注文住宅体験記」シリーズの第4弾です。
壁紙やタイルなどの内装についてを知りたい方は、先にこちらの第3弾の記事をどうぞ👇
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一番悩み抜いた設備は「キッチン」
今回は、設備選びの中で一番時間を費やし、かつ実際に暮らしてみて「正解だった!」と心から思っている、キッチンについて書いていきます。
選んだのは、リクシルのリシェル。
選定の経緯や比較した他社製品について、包み隠さず書いていきます!
最初に決めていたのは、「アイランド型キッチンにしたい」ということ
我が家では、キッチン選びに入る前にまず決めていたことがあります。
それは、キッチンの形を「アイランド型」にするということ。
夫婦ともに料理が特別好きというわけではないので、「キッチンを家具のように配置して、思わず立ちたくなる場所にしたい」と考えていました。
おしゃれさ重視のキッチン空間がテーマだったので、デザイン面で妥協はしたくない。
一方で、自分のアイデンティティである「タイパ」「コスパ」も叶えたい。
そんな思いを軸に、いくつかのキッチンメーカーを並行して検討しました。
比較したキッチンと、リシェルに決めた理由
候補に挙がっていたのはこの4つ
以下の4つのメーカーのキッチンを比較検討し、それぞれ何度もショールームに足を運びました。
- リクシル|リシェル(最終採用)
- クリナップ|セントロ
- パナソニック|Lクラス

- キッチンハウス|セミオーダータイプ
なぜリシェルを選んだのか?
検討を重ねた結果、最終的にリクシルのリシェルを採用しました。
その理由は、大きく3つあります。
① セラミックトップの強さと美しさ
まず何より惹かれたのが、セラミックワークトップの存在感。
以下の通り、実用性十分です。
- 熱に強い(鍋を直置きOK)
- 傷がつきにくい
- 汚れが染み込まない
我が家はウォーターオーブンレンジの「ヘルシオ」という家電をヘビーユーズしていますが、調理の際に使用する角皿は、オーブンやグリル機能使用後、非常に高温になります。
この超高温の角皿を、何も気にせずワークトップに置けてしまう便利さは感動です。
さらに、実用面に加えて、質感がとても美しいんです。石のように重厚でありながら、すっきりとしたミニマルな見た目で、心惹かれます。
ワークトップに限らず、リシェル自体、シンプルで直線的なデザインが特徴。住友林業の木の空間に自然と溶け込む感じがして、リビング・ダイニングから眺めても違和感がなく、空間の一部として映えるのが魅力でした。
まさに「家具のようなキッチン」にぴったりでした。
② 使い勝手に配慮した設計が秀逸
リシェルは、使用する人の動きや暮らしをしっかり考えた設計が中核になっています。
特に、「らくパッと収納」は非常に魅力的でした。
- テコの原理を応用し、扉を軽く傾けてから開けることで、引出しを開ける力を約30%軽減。
- 引き出しを開くと、ポケット、シェルフ、ストッカーが立体的に連動して引き出され、開け閉めの動作がシンプルに。
他にも、我が家は家庭菜園をやっていることもあり、収穫した野菜をシンクで洗うために、「できる限り広いシンクが欲しい」と思っていました。
その点、リシェルは横幅が約94センチに及ぶシンクを選択できます。(ただこのサイズを選択する場合、シンクの素材はステンレスしか選べません⚠️)
収納の使いやすさ、広々シンクの快適さのおかげで、使うたびに気持ちが上がっています。
リシェルはデザインだけでなく、本質的な使いやすさを兼ね備えた選択肢として最適でした。
③ 割引率やコストバランス
家づくりをするまで知らなかったのですが、各キッチンメーカーは、各ハウスメーカーとの提携具合によって、割引率などに差をつけています(名言はされませんでしたが、強くそう感じました)。
住友林業の場合、リクシルのリシェルは割引率も比較的よく、コスト面での納得感が大きかったです。
上述した「見た目の良さ」「使いやすさ」に加え、「予算感」のバランスも取れていたので、「リシェルなら後悔しないな」と思えました。
我が家が選んだリシェルの仕様はこれ!
「仕様検討シート」を活用して、自分だけのキッチンに仕上げていく
リシェルに決めた後も、まだまだ決めることはたくさんあります。
たとえば、天板(ワークトップ)の素材や色、扉カラー、高さ、水栓の種類…などなど。細かい仕様を一つずつ選んでいく必要があります。
我が家は「百聞は一見にしかず」だと思い、ショールームに何度も足を運びました。
なお、 ショールームで「住友林業で建築予定です」と伝えると、住友林業向けに用意された「仕様検討シート」をもらうことができます。
このシートがとても便利で、キッチンの幅・高さ・本体カラー・ワークトップカラー・シンク・水栓など、各仕様項目ごとに「標準仕様(追加費用なしで選べるもの)」と「提案仕様(オプション料金がかかるもの)」が一覧になっています。
シートに沿って選択肢を埋めていけば、自然と“我が家仕様”のキッチンが完成していく仕組み。
後から見直しもしやすく、家族で相談するにもとても役立ちました!
我が家が選んだ主な仕様を公開!
参考までに、わが家が最終的に選んだ主な仕様を紹介します!
🍽 キッチンレイアウト
- アイランド型
開放感と回遊性を両立。「家具のようなキッチン」にぴったりの形状。
📏 キッチンサイズ
- 横幅:2700mm
- 奥行:970mm
ダイニング側からも作業がしやすいゆとりのある奥行き感です。 - 高さ:900mm
私も夫も身長が高めのため、選べる中で最大の高さを選択。引越し前に住んでいたマンションが800mmだったので、作業がグッと楽になりました。
🔲 ワークトップ(天板)
- 素材:セラミック製
耐熱性・耐傷性に優れ、実用性も◎ - カラー:バサルトブラック
マットで高級感のある黒。石のような質感。
なお、キッチン本体のカラーは「マットグレー」を選択。ワークトップのカラーとの繋がりは申し分なく、「黒い塊」のかっこいいキッチンとなりました!

🗄 収納
- シンク下・コンロ下:「らくパッと収納」
スムーズに開いて、ひと目で中身が見える便利設計。


- ダイニング側収納:開き扉タイプ
プッシュオープンタイプの開き扉(900mm×3ユニット)にしました。正直、引き出しタイプの方が使いやすいと考えていて、実現は可能だったのですが、かなり値段が上がってしまうのと、キッチン本体の形が不恰好になってしまうので、断念。実際に使用してみて、やはりプッシュオープンは勝手に扉が開いてしまい不便を感じる時はあるものの、使用頻度の低いものを収納していることもあり、現時点ではそこまで不満に感じていません💡

💧 シンク
- 素材:ステンレス製
- タイプ:ひろびろラクリーンシンク
水ハネしにくく掃除も簡単。大きな鍋も楽に洗える広さがあります。

🔥 コンロ
- タイプ:3口フルIH
掃除の快適性から、ガスコンロではなくIHコンロにしました。マンションではガスコンロだったので、火力が若干心配でしたが、全く心配無用でした。 - 間口:750mm
- トップ&フェイスカラー:ブラック
ブラックのキッチンと見た目の統一感があり⭕️。 - レンジフード連動機能付

🌬 レンジフード
- 機種:よごれんフード
油煙の吸引力が高く、お手入れもラク。コンロと連動して自動でON/OFFできるのも便利。 - カラー:ブラック
ブラックのキッチンと見た目の統一感があり⭕️。

🧺 オプションで追加した設備
- 食洗機(ミーレ製)
幅60センチの大きいサイズを選択。スライドストッカー3段式で、大容量かつ高洗浄力。静音性も高く、毎日の家事を大幅に時短してくれています・・!これは本当に導入して良かった。

- キッチンコンセント
正直いらないかなと思ったのですが、高いオプションではないのでつけました。結果、地味に助かっています。スマホ充電や、ミキサーなど調理中の「もう一口欲しい!」を叶えてくれる存在です。

リシェルの“ちょうどいい上質さ”は自信を持っておすすめ!
実は最後まで迷っていた「セントロ」
正直に言うと、クリナップの「セントロ」も本当に最後まで悩んでいました。
セントロもセラミックトップ仕様を選択可能
クリナップと聞くと、ワークトップまで「オールステンレス」の印象が強いですが、私が検討していたのは、セラミックワークトップのセントロ。
リシェルと同じように、セラミックならではの高級感・耐久性があり、デザインのかっこよさも抜群。
とにかく心を惹かれていたのが、ホワイトの大柄石目模様、「ベルゲン」のセラミックワークトップ。
キッチン本体を同様のホワイトカラー(アールトソルベ)に揃えることで、まるで置物のような超高級感のあるキッチンになります。これはショールームで見かけて、一目惚れしました。

セントロは「高級感」「プロ仕様のかっこよさ」が魅力
セントロは、とにかく見た目の高級感があります。これはショールームでぜひみていただきたいです。
また、「クラフツマンデッキシンク」に代表されるような、プロ向け仕様も充実。「料理好きで本格的にキッチンを使いたい」という方にもおすすめです。

リシェルへの決め手は、「空間との相性」と「価格バランス」
わが家のテーマは、「家具のようなキッチン」。
セントロの存在感は本当に素敵だけれど、わが家の空間にはちょっと高級感がありすぎて、浮いてしまうかも?という感覚もありました。
また、家電など全て黒で統一していたこともあり、白いキッチンにすることでさらにキッチンだけ浮いてしまうのでは・・という懸念もありました。
さらに、セントロは価格帯もやや上で、提携の関係もあってか、リシェルに比べて割引率が渋めでした。
セントロとの比較で気がついたリシェルの“ちょうどいい上質さ”
セントロにしていたとしてもきっと満足していたと思いますが笑、
- 暮らしに自然に馴染むデザイン
- 美しさと機能性のバランス
- コスト面での納得感
これらを総合して、我が家にはリシェルがベストな選択肢だったと心から思っています。
おわりに|みなさんの家づくりが、笑顔あふれる素敵なものになりますように!
これから家づくりを考える方、今まさに検討中の方に、少しでもリアルな情報や気づきをお届けできれば嬉しいです。
みなさんの家づくりが、笑顔あふれる素敵なものになりますように!
この記事は「住友林業の家づくり」シリーズの第4弾です。
第5弾では実際に建ててからの満足点と後悔点について徹底解説します!👇
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