
2025年に30坪の2階建の家を住友林業で建てました。最初に家を建てようと思い立ったのは、2022年のこと。3年間にも及ぶ、個人的大プロジェクトでした!
はじめに|注文住宅の家づくり、情報が多すぎて正解がわからない・・!
「住友林業の家づくり」のリアルを、体験談ベースで紹介するシリーズ、
今回は第2弾として、間取りは「暮らしの形」。動線を軸に考えた、後悔ゼロのプラン術をお届けします!
本記事は「住友林業で建てた注文住宅体験記」シリーズの第2弾です。
ハウスメーカー選びの過程や住友林業を選んだ理由を知りたい方は、先にこちらの記事をどうぞ👇
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間取りは「暮らしの動線」の延長線
家づくりでいちばん悩んだのが「間取り」。
SNSや展示場では素敵なアイデアが次々目に入ってきて、夢はどんどん膨らむけど、「本当に自分たちに合うのか?」が見えにくくなることも。
そこで我が家が大切にしたのは、「自分たちの暮らしの動線にフィットしているか?」という一点。
「自分たちの暮らし方を考え抜く」ことを常に意識しました。
この軸をぶらさないことで、満足いく家が完成したと思っています。
トレンドより、自分たちの動線を大切に
「リビング階段」「吹き抜け空間」「2階水回り」「和モダンな畳スペース」「2WAY玄関」「マルチユーティリティルーム」などなど、SNSにはおしゃれで便利そうな、トレンドの間取りが溢れていますよね。
見れば見るほど、どんどん取り入れたくなってしまいます。
でもそこに飛びつく前に大事にしたいのは、「自分たちの暮らしの動線」を徹底的に考えること。
例えば私たちは…
- 帰宅後の動きは?
- 宅配物の受け取り方は?
- 朝の支度の動きは?
- 洗濯から乾燥、収納の流れは?
などを何度もシミュレーション。
「動く自分たち」を想像して、間取りを1つずつ検討しました。
結果的に、トレンドの間取りを取り入れていますが、それは流行だから選んだのではなく、自分たちの暮らしにフィットしていたから。
暮らしの動線を軸に考えることで、後悔のない間取り選びができたと思っています。
我が家の「成功間取り」3選
1.【ただいま手洗い✖️エントランスクローク】外の汚れを家に持ち込まない!
満足している成功間取りの1つ目は、玄関を“家の中と外を分けるゾーン”にしたこと。
☑️ 外からの汚れは玄関ゾーンでふるい落とす!
具体的には、
- 玄関に「ただいま手洗い」を設置し、帰宅後すぐに手洗い
- コートやバッグ、外で使ったものはエントランスクロークへ収納
上記を済ませてからリビングへ入る、という運用を徹底しています。

この発想の元は、以前住んでいたマンションでの暮らし。玄関周辺に収納ゾーンが一切なく、特に花粉の季節、外着のままリビングに入ることに抵抗を感じていました。
手洗い+収納を玄関で完結する動線にすることで、暮らしの快適さと衛生面が格段にアップしました。
☑️ 宅配物も玄関ゾーンで完結
さらにもうひとつ、大活躍しているのが「玄関で完結する宅配物の処理」。
玄関で宅配物を受け取り、その場で開封(段ボールカッターが大活躍)。中身だけを家に持ち込み、ダンボールはエントランスクロークのストッカーへ。資源ごみの日には、まとめて処分できて快適です。
我が家で使用しているおすすめグッズはこちら。


☑️ こんな方におすすめ!
清潔感を重視される方に、おすすめの間取りです。
2.【ランドリー・脱衣所・ファミクロの最強回遊動線】着替え・洗濯・片付けが一気通貫!
満足している成功間取りの2つ目は、ランドリー・脱衣所・ファミリークローゼットがぐるっとつながる回遊動線にしたこと。

☑️ 着替え〜洗濯〜片付けの動きをスムーズに
具体的な我が家の動線は以下の通り。動きに無駄がありません。
- 朝、2階の寝室からパジャマのまま1階へ
- 洗面所で洗顔したら、パジャマは脱衣所の洗濯カゴへ
- ファミクロで着替え
- 日中、脱衣所の洗濯カゴの中身をランドリーで洗濯、乾燥
- 夜、お風呂前にランドリーから洗濯乾燥済パジャマを取り出し、脱衣所の着替えカゴへ
- 洗濯乾燥済の服はランドリーからファミクロに片付け
- お風呂上がり、脱衣所でパジャマに
この間取りのヒントも、以前住んでいたマンションの生活動線から得ています。狭いながらも、お風呂・洗濯機・収納が近くて、家事がラクでした。
一方、結婚前住んでいた実家は2階建てで、服は2階の各自の部屋に。でもお風呂は1階なので、毎日、着替えや下着を持って降りたり上がったり…正直、手間でした。
☑️ 着替え〜洗濯〜片付けが全部近くで完結&家族全員の服を1か所にまとめるのが吉!
マンション及び実家での経験を活かし、ランドリー・脱衣所・ファミクロを一体化+回遊動線にしました。
1階のファミクロには、今の時期のスタメン服だけを収納。季節外の服や使用頻度が低いものは、2階の大きなファミクロにしまう運用です。
ちなみに私はバッグやコート類が多いので、2階の自室の一角にマイクローゼットをつくって分散収納し、ファミクロの容量を圧迫しないようにしています。
なお夫は自室に小さなチェストだけ置いて、そこに余分な服を入れて完結しているようです笑
☑️ こんな方におすすめ!
洗濯・片付けの家事効率を上げたい方、日々の着替えの手間をラクにしたい方に、おすすめの間取りです。
3.【1階は”家族と家事”、2階は”個人と静けさ”】メリハリのある空間作り!
満足している成功間取りの3つ目は、1階=家族の集い&家事空間、2階=個室&静かな空間と、役割にメリハリをつけたこと。
一見するとありきたりに思えるかもしれませんが、展示場では、1階に仕事部屋や子ども部屋、ユーティリティルームなどを配置し、その分、ランドリーなどの水回りを2階に持っていくような間取りもたくさん見かけました。
プライベート空間と共有空間を1階に混ぜるのも面白い発想だなとは思いつつ、我が家は「毎日の家事をとにかく楽にしたい」という思いが強く、家事動線はすべて1階に集約した上で、家族の共有空間は1階、プライベート空間は2階と区切ることにしました。
☑️ 2階にベランダは設置せず
洗濯物を干すことを目的としたベランダも不要と判断、2階にベランダは設けませんでした。
「ベランダはあって当然」と思う方も多いかもしれません。でも実際は、防犯上のリスクや掃除・防水メンテナンスなど、管理コストもかかります。
我が家では、ランドリールームでの室内干し+ガス乾燥機(乾太くん)で十分な状況で、今のところ、ベランダがない不便は一切感じていません。

☑️ 個の空間の2階にも一部家族の共有空間を
2階には、各自の個室や仕事部屋に加え、「家族みんなで共有する書庫」を設けました。
私も夫も本が好きなので、読み終わった本はこの書庫にどんどん並べていき、まるで小さな本屋さんのように使っています。自分が普段読まないジャンルの本に出会えたり、子どもが成長したときには、家族で知的に刺激し合える空間になればいいなと期待しています。
この書庫は間取り決定の時点でしっかり考えていたので、あらかじめ床補強もしてもらいました。
☑️ 子ども部屋はどうした?
2階には子ども部屋を2部屋設けました。
子ども部屋の作り方については、大きな1部屋にしておいて後で壁で仕切れるように天井補強を入れておいたり、2部屋の間に稼働間仕切りを入れておいたりと、様々なアイディアがありました。
我が家は、あとで工事をする手間を考え、初めから2独立した部屋を2つ作ることにしました。
☑️ こんな方におすすめ!
日常家事をとにかく効率的にしたい方、家族の時間と個人の時間をしっかり分けて暮らしたい方に、おすすめの間取りです。
後悔のない間取りにするために〜「暮らしのリアル」を反映しよう〜
間取り設計で意識したのは以下の3点。
- 動線シミュレーションは何度も
- 前の住まいで感じた不満を洗い出し、解決策に転換
- 「便利そう」ではなく、「自分たちに本当に合っているか」で判断
トレンドに流されず、自分たちの暮らしに向き合ったからこそ、納得の間取りに。迷ったときは「動く自分たち」を想像してみてください。
きっと答えが見えてくるはずです!
おわりに|みなさんの家づくりが、笑顔あふれる素敵なものになりますように!
これから家づくりを考える方、今まさに検討中の方に、少しでもリアルな情報や気づきをお届けできれば嬉しいです。
みなさんの家づくりが、笑顔あふれる素敵なものになりますように!
この記事は「住友林業の家づくり」シリーズの第2弾です。
第3弾ではタイルなどの内装について詳しく解説します!👇
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