こんにちは、えみたんです。
今日は、私の出産体験記をお届けします。

2025年に、第一子である女の子を出産しました!
妊娠中は、他の方の体験談を読みながら「当日はどうなるんだろう?」とドキドキしていた私。
でも実際にその日を迎えてみると、喜び・痛み・焦り・笑い…全部が一気に押し寄せた、とんでもなく濃い1日でした。
今まさに妊娠中の方や、お産に不安がある方の参考になれば嬉しいです!
お産(初産・41週・自然分娩)の概要
私のお産の概要は以下のとおりです。
- 妊娠週数:41週0日
- 分娩時間:約15時間(2:40〜17:20)
- 分娩方法:自然分娩(正常分娩)
- 会陰切開:なし
- 破水:内診中に自然破水
- 赤ちゃん:女の子 / 体重 約3,300g
- 立ち会い:途中から夫が参加(約5時間立会い)
お産(初産・41週・自然分娩)のリアルレポ
妊娠41週、深夜に訪れた最初のサイン。
◆ 2:40 〜 陣痛開始 。「いつもの張り」との違いに気づく
真夜中の2時40分ごろ。
「お腹が張り続けてるな…?」という違和感からスタート。
38週頃から前駆陣痛に悩まされていたので、最初は「またいつものやつか…」と思っていましたが、
- 痛みの間隔が短くなっている
- 痛みが徐々に強くなっている
気がして、陣痛アプリで計測。
すると、3:20頃から10分間隔を切るように。
※前駆陣痛と本陣痛の見分け方については、私の体験をもとにこちらの記事で詳しくまとめています。
→ [前駆陣痛 vs 本陣痛|見分け方と私の体験]
◆ 4:00 病院へ電話
陣痛間隔が10分を切ったら電話をと言われていたので、4時ごろに病院へ電話。
病院から聞かれたのはこの2点:
- 10分間隔を切り始めた時間
- 痛みの位置(私はお腹の下部)
すると…

お産じゃないかもしれないけど、来てください!
“お産じゃないかも”が地味に不安に。笑
病院到着から入院決定まで。痛みが本格化。
◆ 4:50 病院到着。まだ歩けるけど、痛みは増してきた
車の揺れが刺激になる程度で、まだ歩けたけれど、念のため車椅子で分娩室へ。
部屋が空いていたのか、最初から分娩室に通してもらうラッキー展開。
夫は、お産に繋がらなかった場合に備え、家族控室で待機。
◆ 5:00 NST(ノンストレステスト)と内診→子宮口3cm
内診すると、子宮口はたったの3cm。直近の妊婦健診から変化なしという状態。
仰向けが辛くて、冷や汗が出るくらいのお腹の痛さ。
◆ 6:00 入院決定。夫はいったん帰宅
NST(ノンストレステスト)の結果、張りが認められ、41週ということもあり入院に。
夫はいったん帰宅。子宮口が7cmになったら呼ぶことに。
◆ 6:00〜7:00 入院手続き、すでに十分痛い・・
入院着に着替え、陣痛の合間にさまざまな書類へサイン。
途中看護師さんに、

まだ全然喋れるね。
まだまだお産につながる陣痛じゃない(弱い)
と言われ、絶望的な気持ちに。
陣痛誘発剤の使用はとりあえず見送り、9時に再検討。
痛みに耐える、長い長い午前の部
◆ 7:00〜8:00 陣痛3分間隔へ。3分寝て3分起こされる地獄
ほぼ徹夜だったので眠い。
痛みの合間にちょい寝 → 陣痛で起こされるをひたすら繰り返す。
◆ 8:00 朝食登場。でも痛みでほぼ食べられず
痛みで身体を起こしていられず、スープを飲むのが精一杯。
◆ 9:00 担当看護師さん登場。誘発剤は使わない方針
再度NST(ノンストレステスト)。赤ちゃんは元気。
赤ちゃんは元気だが、痛みが相当強くなってきて、横向きでひたすら耐えることに。
◆ 10:00〜11:00 寝ながら深呼吸で耐える時間帯
ここが本当に長かった。
「この痛みいつまで続くの…?」と思っていた時間。
ただひたすら深呼吸しながら一人で耐える。
大きく進んだお昼の出来事
◆ 11:00 子宮口6cmに。でも“赤ちゃんが降りてない”
内診で
- 子宮口6cm
- でも赤ちゃんはまだ上のほう
とのこと。

このまま寝ていてもお産が進まないので、立ち上がりましょう!
と指示される。
◆ 運動30分 → 陣痛1分間隔へ
踏み台に片足を乗せ、股関節を開く動きを25分。
すると、陣痛が一気に1分間隔に。効果絶大!
◆ 11:00 破水 → 子宮口7cmに進む(先生初登場)
痛みに耐えきれずナースコールしたら、初めて先生登場。
先生の内診中に破水。
「破水でお産が進みそう」とのことで、夫を呼ぶことに。
◆ 12:30 夫登場
夫が着いた頃には、私は痛みで叫んでいたらしい。笑
立ち会い出産で夫が実際にしてくれたサポートや本音については、
👉 [立ち合い出産のリアル|夫の本音と支え方・準備してよかったこと]
にまとめています!
赤ちゃんの向きが悪い!? 試されまくる午後の部
◆ 13:00 赤ちゃんの向きが“進みにくい向き”
赤ちゃんの向きが「進まない向き」になっていると言われ、左向き → 右向きと体勢を変えて、自然に戻るのを期待。
陣痛はどんどん強烈に。
夫にお尻の割れ目あたりをテニスボールで押してもらい、私が痛みに合わせて押し返すスタイルでなんとか耐える。
◆ 14:00 子宮口8cm。絶望の言葉が刺さる
内診で子宮口が8cmに。
看護師さんに、

8cmから全開まで、時間かかるケースが多い。
ここから10時間かかることも。
と言われ、心が折れかける。
子宮口が全開になるまではいきんではいけないので、いきみ逃しをしなければならないのですが、これが地獄。
結局、ちょいちょい勝手にいきんでしまいました、、
◆ 15:00 四つんばい作戦 → これがハマる!
赤ちゃんを下げるため四つんばいに。
テニスボールがちょうどよく当たり、この姿勢は比較的ラクだったけど、腕が限界。笑
◆ 15:30 子宮口全開へ!!
四つんばい効果でスムーズに子宮口全開に👏
ただしまだ赤ちゃんが降りていないので、ここからは、いきんで降ろすことに。
いよいよ最終章:自然体で出産!
◆ 16:00〜 いきみ開始!夫の支えに救われる
陣痛はほぼ間隔がなくなり、横向き → 仰向けを繰り返しながらいきみ続ける。仰向けはドラマで見る“ハンドル掴むやつ”で。
夫が背中を支えてくれ本当に助かった。。。
◆ 吸引予定 → 「このまま自然でいけそう!」に変更
赤ちゃんの進みが悪く、頭を吸引する予定でしたが、いきみのコツを掴めてきたのか、

頭が見えてきた!自然でいける!
と言われ、やる気UP!
◆ 17:00〜17:20 会陰切開なしで出産!!
お産の最終フェーズ。
もはや陣痛関係なく、物理的に“出す”痛み。
10cmの穴に3000gが通るって、冷静に考えるとすごい。
赤ちゃんの向きが少し悪くて会陰切開するか迷われたけれど、なんとか自然のままいけることに。
- 頭が出るまでは全力でいきむ
- 頭が出たら息を吐く(いきまない)
急に指示され焦ったけど、なんとか成功。
17:20、元気な産声。すぐ泣いてくれて安心。
出産後の流れ
◆ 17:20〜19:00 出産後の傷の処置。思ったより長かった。。
赤ちゃんが出た後は続けて胎盤が出て、そのあとは出産後の処置に。
自覚はなかったのですが、損傷多め、出血多めのお産だったらしく、万が一の場合に備え、輸血用の採血も必要になりました。。
傷の処置は長時間に及び(2時間弱)、途中から痛み止めの点滴を打たれ、意識朦朧。
処置中、看護師さんが生まれたての娘を見せてくれ、幸せで涙が出そうでした・・!
◆ 19:00〜21:00 分娩室で家族3人の時間
夜ご飯が運ばれてきて、夫・娘と3人で食事。
その後はテレビ電話で「産まれたよ!」報告祭り。
長かったけど、こうして私のお産は終わりました。
最後に:出産は誰一人として同じじゃない
弱いと言われた陣痛も、
進まないと言われた赤ちゃんの向きも、
途中で心折れそうになった時間も、
全部含めて、私のかけがえのない思い出です。
どんなお産も100点満点。
この体験記が、これからお産を迎える方の背中を少しでもやさしく押せたら嬉しいです!
※実はお産の前に「バースプラン」というものを書いていました。初産の私が作ってみて感じた意味や、実際に提出した内容はこちらにまとめています。
→ バースプランとは?初産の私が作ってわかった意味とリアルな中身




